指導法を学ぶ「現代サッカーに適応する選手の育成メソッド」

指導書

はじめに

教える事は教わる事より難しい。
だが、教え方を教わる機会は乏しい。
自己流の指導方法に限界を感じる。そんな事はないだろうか。
ちょっと面倒くさいかもしれないが、指導のメソッドを学んでみようではないか。

タイトル:「現代サッカーに適応する選手の育成メソッド」
著者:濱吉正則
カテゴリー:指導書
発売日:2025/5/28

どんな本なのか

UEFAのライセンスを保有する著者による講習会の内容やヨーロッパでの理論を解説する本である。

こんな方にオススメ

・サッカーの指導者をしていて、思考を更に深めたいと考えている人に。
・プレイヤーとしてひと区切りをつけて、これから指導者を目指そうかと思っている人に。
・常日頃から日本サッカーのレベルアップを考えている人に。

オススメとマトリクス

おすすめチャート解説

・専門性が高く読みやすい類ではない。
・当然のことながら、技術・戦術的な記載は豊富である。
・著者の指導者としての歩みも記されており、指導書ではあるが物語性もある。

読者層マトリクス解説

・指導者や指導者を目指す年代の人向け。
・深くサッカーにのめり込んでいる人向けだろう。

感想など

著者がまえがきに記していた「大学生の頃『ハンス・オフトのサッカー学』という本に出会い、指導の体系的な学びのきっかけになった。」という文面に興味を持ち、手にとった一冊である。
私にとっても『ハンス・オフトのサッカー学』は重要な一冊で、1994年の発売ながら今でもたまに読み返す事がある。

『ハンス・オフトのサッカー学』がユース年代が当たり前に学ぶ事を分かりやすく整理した内容だとしたら、本書はもう少し指導のレベルアップを図りたい人に向けたものと言えるだろう。

内容的には一度読めば理解できるというより、読んだ内容を指導の現場で試して、また本書に戻ってきてと、繰り返しながら理解を深めていくものだろう。
文章としても、随所に箇条書きがあり、やや単調に感じるかもしれないので、読んで試してまた読んで、が良いと思う。

私は指導の現場にいないので、後半の著者の半生が面白かった。
どんな人にも様々な出会いがあるのだが、著者はとても良い出会いに恵まれたのだろう。
様々な出会いを自らの指導者人生に活かしているとでも言おうか。
ただ、その行動力には感銘を受ける。
そして、行動の源には情熱があるのだろう。

この先、UEFAのライセンスを取得する指導者も増えていくだろう。
何十年か先には、ここに書かれている内容も当たり前の事になっているのだろうか。
その頃には日本サッカーも強豪国の仲間入りしていてほしいものだ。

まとめ

今回は「現代サッカーに適応する選手の育成メソッド」を紹介してきた。
濃いめの内容かつボリューム多めの指導書であった。
指導者としてレベルアップしたい人やこれから指導者を目指す人には、良き手助けとなる本ではないだろうか。

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