はじめに
ボール扱いに自信がある人でも、試合になると上手くプレーできなくなることがあるだろう。
あるいは、プレッシャーがかかると上手くいかなかったり。
逆に特別テクニックがあるように見えなくても試合の中で効果的な動きができる人もいるだろう。
試合での技術・戦術の活かし方を学んでいこうではないか。
タイトル:「サッカー局面を打開するデキる選手の動き方」
著者:林陵平
カテゴリー:指導書
発売日:2023/11/21
どんな本なのか
サッカーにおける局面ごとに必要となる技術・戦術を解説する本である。
こんな方にオススメ
・試合で上手く力が発揮できない人に。
・プレッシャーがかかるとミスをしやすい人に。
・局面ごとに技術を使い分けたい人に。
オススメとマトリクス
おすすめチャート解説

・写真と動画で分かりやすい解説になっている。
・局面に応じた技術・個人戦術を学べる。
・試合で力を発揮するのに役立てることができるだろう。
読者層マトリクス解説

・主にジュニアユースからユース年代ぐらい向けだろうか。
・真剣にサッカーに取り組んでいる人向けである。
感想など
サッカー解説ではお馴染み林陵平さんによる技術書である。
技術書というよりは、個人戦術書というほうが近い感じだろう。
本書では、個人戦術からグループ戦術、そしてグループ戦術がどうチーム戦術に活かされるか順を追って解説してくれる。
通して読んでいくと、このプレーができるとチームとしてどう機能するよということが分かるだろう。
そのための第一歩としても、個人のプレーが大切である。
とりわけ、ボールの受け方や受けるまでの動き方、体の向きや受けてから動きなど、基礎技術を活かすために必要なことが多く解説されている。
自分が学生のころは個人戦術なんて概念はもっていなかったので、それだけでもサッカーの進歩を感じる。
また本書では、写真だけでなく動画へのリンクも貼られているので、動画で確認しながら読み進めることができる。
基本的には、サッカーをプレーしているジュニアユースやユース世代に向けた本であると思うが、単純にサッカー観戦が趣味の人でも楽しめるんじゃないだろうか。
試合を観ながら、「今のプレーは上手いボールのもらい方だな」とか「ああ、逆にターンすればよかったのに」とか、そんな見方もできると思う。
そして、また深くサッカーを理解していけるだろう。
まとめ
今回は「サッカー局面を打開するデキる選手の動き方」を紹介した。
技術だけにとどまらず、個人戦術を学ぶのに最適な本だと思う。
プレーヤーだけでなく観戦者にもおすすめできる。