はじめに
お子さんがサッカーをしている人もそうでない人も、もっと子どもが自分から行動してくれると嬉しいのになと思う事があるだろう。
あるいは、部下を指導するビジネスマンも同じような事を感じる事があるだろう。
そんな方のちょっとした手助けになるかもしれない本を紹介しよう。
タイトル:「サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本」
著者:藤代圭一
カテゴリー:指導書
発売日:2018/12/18
どんな本なのか
しつもんを通じて子どもが自ら考えて行動できるように促す本である。
こんな方にオススメ
・お子さんが可能性を伸ばしたいと願う親御さんに。
・子どもが自ら課題に取り組めるようになってほしいと思う指導者の方に。
・若い部下を指導するビジネスマンの方に。
オススメとマトリクス
おすすめチャート解説

・ビジネス書マンガによくある、マンガ+解説の形式であり、文書だけより読みやすい。
・技術、戦術の話は、ほぼ無しである。
・子どもの成長の手助けになる学びを得る事ができるだろう。
読者層マトリクス解説

・サッカーをするしないに拘らず子どもをもつ親世代向け。
・サッカーに関する知識は、ほぼ不要である。
感想など
タイトルからなんとなく想像してはいたが、サッカーの指導書とは違う。
子どもが様々なことに興味を持ち、主体的に行動できるように促すための方法を質問という形で示している。
サッカーを野球やゲームに置き換えてもよいし、子どもを部下に置き換えても通じる。
子育て本や部下指導のビジネス書と捉えてよいだろう。
そもそもだが、部下の指導が上手な人は、ここに書かれているような手法を意識せずに使っているだろう。
それは、経験から得たという人もいるだろうし、自分が受けた指導だったという人もいるだろう。
ただ、ある程度体系立てて書かれているものを読むと、自分の頭の中も整理できると思う。
子育て本としてみても、過度に怒らない、とはいえ放任でもなく、無理に褒めるわけでもない、しつもん形式は受け入れやすいのではないだろうか。
無理やり質問しようとするのもちょっと違うので、そこは難しいのだが。
やはり、反応を見ながら試行錯誤するしかないのかなと。
一度読んで終わりではなくて、読んで試して、また読んでを繰り返すと効果が増すと思う。
ある程度順調になってきたら、また読んで更に理解を深める。そんな読み方がよさそうである。
まとめ
今回は「サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本」を紹介した。
これはサッカー本とは言えないかもしれないが、子どもの成長という意味ではサッカーを含めて色んな場面で応用できる。
部下を指導する立場の人にも有効な一冊である。