美しい立ち姿へ「実践!トレサージ式 戦うサッカーボディの作り方」

指導書

はじめに

サッカー見ていたり、プレーしたりすると、時折何かバランスの良い選手がいるなと感じる事がある。
フィジカルが強いと言えばそうなのだろうが、それともちょっと違うような。
何かスッとしているというか、立ち姿や歩く姿勢がキレイとか。
そんな、ちょっとしと疑問が解けるかもしれない本を紹介しよう。

タイトル:「実践!トレサージ式 戦うサッカーボディの作り方」
著者:奥村雷騎
カテゴリー:指導書
発売日:2024/11/19

どんな本なのか

フィジカルの土台となる身体の使い方を解説する本である。

こんな方にオススメ

・伸び悩みを感じているプレイヤーに。
・筋トレ以外の肉体トレーニングを知りたい人に。
・身体の使い方に興味がある人に。

オススメとマトリクス

おすすめチャート解説

・写真、図解多めで分かりやすく読める。
・普段の歩き方や姿勢など身近なところでも学びがある。
・プレイヤーの方だけでなく、そうでない方にもオススメできると思う。

読者層マトリクス解説

・主にはプレイヤー世代向けだが、それ以外の方にも。
・やや専門的な話もあるので、ちょっとコアファン向けである。

感想など

最初、書店でこの本を見つけた時は、トレサージってなんじゃい?と思ったのだが、著者の造語であった。
それはともかく、一般的にイメージするフィジカルトレーニング的な内容ではなさそうだったので、ちょっと面白そうと思い手にとってみた。
予想通り、なかなか興味深い内容であった。

著者はフィジカルの土台となる身体の使い方を重要視している。
それは、日常的な基本動作である姿勢や呼吸や歩き方などである。
特に歩き方については、多くのページを割いて解説している。

ここでは、腸腰筋と呼ばれる上半身と下半身をつなぐ筋肉が大切だという。
以前、ロードバイクを趣味でやっていた時も、同じように腸腰筋が大切だとよく聞いた。
ある人は、胸から下でペダルを回せとかよく分からない事を言っていたが、意識する事で眠っている筋肉を活かせるようになるという事なんだろう。
本書では「お腹から歩く」と表現しているが、きっと本質は同じ事なのではないだろうか。

もうひとつ感じた事がある。
確かアトランタオリンピックの頃、誰だったか覚えていないが、日本のサッカー選手より欧州のサッカー選手のほうが立ち姿が美しいと言っていた。
それは、身体の後ろ側の筋肉を上手く使えているか否かの違いだと。
これも本書に通じるものがあるなと思った。
きっと日頃のちょっとした意識の差が、立ち姿や歩く姿勢の差に表れるのだろう。

他にも、睡眠・呼吸・ボディケアと日常生活に取り入れられる内容が満載である。

まとめ

今回紹介した「実践!トレサージ式 戦うサッカーボディの作り方」は、ゴリゴリのフィジカルトレーニング書と違うものであった。
ただ、フィジカルの土台になるものであり、サッカー以外のスポーツにも流用できるのではないだろうか。
あるいは、そもそもスポーツに取り組んでいない人にとっても有益な内容なんじゃないかと思う。

タイトルとURLをコピーしました