はじめに
長年サッカーに触れていると、印象に残る言葉の出会うことがある。
人によっては、人生の指針となることもあるだろう。
そんな言葉に出会えるかもしれないが、無駄知識が増えるだけかもしれない本を紹介しよう。
タイトル:「ボールは丸い。」
著者:西部謙司
カテゴリー:雑学
発売日:2019/2/25
どんな本なのか
サッカーにまつわる様々な名言に西部謙司さんが注釈をつける本である。
こんな方にオススメ
・気楽に読めるサッカー関連の本を探している人に。
・サッカーの奥深さにはまりつつある人に。
・ちょっとしたウンチクをつけたい人に。
オススメとマトリクス
おすすめチャート解説

・小気味よく読み進められて短めの内容で読みやすい。
・技術・戦術的な要素は少ない。
・色々な選手・監督の個性が知れて面白い。
読者層マトリクス解説

・人生経験豊富なほうが、やや楽しめるかなといった程度。
・様々な選手や監督を知っているほうが楽しめると思うので、ややマニア向けか。
感想など
「ボールは丸い。」と言ったのは、ジーコだと思っていたが、ペレだったか。
ボールは丸いから正確に扱えば正確に飛んでいくというような意味でジーコ言っていたような??気のせいかな、、。
気になって調べてみたら、ゼップ・ヘルベルガーの言葉だという説もある。
きっと全部正しいんじゃないかと思えてきた。
言葉にしやすく、分かりやすいから後世に残りやすいのかもしれない。
サッカー選手や監督の名言には様々なものがある。
最も有名なのは、フランツ・ベッケンバウアーの「強い者が勝つのではなく、勝った者が強いのだ」だろうか。
本書には載っていないが、ロベルト・バッジョの「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気をもつ者だけだ」も有名だ。
そんな珠玉の名言や、ちょっと何言ってるか分からないサンドウィッチマン的なものまで、本書では楽しめる。
個人的に一番気に入ったのは、岡田武史さんの
「理想のサッカーがある。でも、そのためには負けていいというほどロマンチストじゃありません。」かな。
岡田さんは、結構勝負に徹するイメージがある。そんな岡田さんでも、やっぱり理想のサッカーというのはあるんだなと。
そういえば、札幌の監督をやった一年目は、さすが岡田だというサッカーをやろうとしてしまって上手くいかなかったみたいな事を言っていたな。
いま、今治でやろうとしている事が理想なのだとすると、それはそれで感慨深いものがある。
もうひとつ、初めて聞いて気に入った言葉を。
「それでも人生は続くのよ」アンドレイナ・バッジョ
ロベルト・バッジョの奥さんの言葉だそうだ。
奥さんもカッコいいわ。
まとめ
今回は、「ボールは丸い。」を紹介した。
ためにもなり、息抜きにもある。そんな本であった。
サラっと読めるので、暇つぶしにも良い。そして何か立派になったような錯覚をする。それでいいんだ。