世界的ストライカーを輩出してほしい「ストライカーを科学する」

雑学

はじめに

重要なゲームに負ける度に繰り替えし言われる決定力不足。
だが、決定力を身に着けるために何をすれば良いか、ハッキリと言える人もいない。
この本の中で少しでも何か掴めるものがあるだろうか。

タイトル:「ストライカーを科学する」
著者:松原良香
カテゴリー:雑学
発売日:2019/9/21

どんな本なのか

元五輪代表FWであった著者によるストライカー育成学とでもいう本である。

こんな方にオススメ

・サッカー指導者の方に。
・日本サッカーの未来を考えている人に。
・カテゴリーに関わらずチーム運営を担う立場の人に。

オススメとマトリクス

おすすめチャート解説

・科学するとは言うものの難解な専門用語は少なく読みやすい。
・自身の経験と様々な人へのインタビューを通じて考察が展開される。
・明確な結論めいたものは無いものの、色々な事を考えるきっかけになるだろう。

読者層マトリクス解説

・どちらというと指導者やチーム運営世代向けかと思うが、プレイヤーにもためになるだろう。
・真剣にサッカーの将来像を考えるような、ややコアファン向けだと思う。

感想など

何気なくAmazonを見ていた時にたまたま見つけた本。
松原良香さんってアトランタオリンピックの時の代表選手だったよなぁ。
確かウルグアイのペニャロールに行って、それからどうしたんだっけ?
などと思っているうちにポチっと。

どちらというと選手の環境面やマインド面の要素が強めの内容である。
とはいえ、過去のワールドカップのデータから得点の傾向は記されている。
これはこれで、ある程度参考になる。

個人的に良いなと思ったのは、幾つか提言をしてくれているところである。
その中で気になったものを挙げていこう。
・GKコーチのようにチームにストライカー専門コーチを据える。
・日本人ストライカーのモデルを提示する。
・大会報告書にストライカーの項目を加える。
この辺はなかなか良いアイデアではないか。

個人的には、いずれ日本人らしさを活かした世界レベルのストライカーが誕生するのではないかと思っている。
メッシにはメッシの点の取り方があり、イブラヒモヴィッチにはイブラヒモヴィッチなりの点の取り方がある。
きっと日本人の良さを活かしたストライカーが生まれるはずだ。
その時を楽しみに待ち続けよう。

まとめ

今回は松原良香さんの「ストライカーを科学する」を紹介してきた。
正直なところ読む前はあんまり期待値が高くなかったのだが、案外良いこと言うなぁという感じた。
やっぱり色々経験をしている人は、色々な事を考えるものなんだなと改めて感じた。

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