サッカークラブの様々なかたち「サッカーおくのほそ道」

その他

はじめに

日本全国様々なサッカークラブが存在する。
規模は小さいながらもJリーグ入りを目指すクラブ。あくまでも企業チームとして存在し続けるクラブ。
語られる機会の少ない、それらのクラブ事情を垣間見てみようではないか。

タイトル:「サッカーおくのほそ道」
著者:宇都宮徹壱
カテゴリー:その他
発売日:2016/11/17

どんな本なのか

Jリーグ入りを目指す目指さないに関わらず、地域の様々なサッカークラブを取材記録したものである。

こんな方にオススメ

・短編でも楽しめるサッカー物語を求めている人に。
・下位カテゴリーのチームにも興味がある人に。
・様々なチーム事情を知りたい人に。

オススメとマトリクス

おすすめチャート解説

・短編としても読める構成で読みやすい。
・紹介されるそれぞれのチームにそれぞれの物語を感じられる。
・読後の満足感が高くオススメできる。

読者層マトリクス解説

・複雑なチーム事情による話もあるので、年齢層高めの人のほうが理解し易いと思う。
・下位カテゴリーの話なので、ややコアファン向けではある。

感想など

サッカー本大賞を受賞した名著である。
本書が発売されたのが2016年で、この記事を書いているのが2026年なので、もう10年になる。
そんなに昔の本だったかなあと思いながら、改めて読み返してみた。

取材時期は、ちょうどJ3発足前後にあたり、それぞれのクラブのおかれている状況を知ることが出来る。
やはり下位カテゴリーになればなるほど財政事情は苦しい。
そんな中でも情熱のある人々はたくさん存在する。

ここで紹介されているクラブの中で、2026年現在J1まで辿り着いたクラブは、まだ無い。
J2に昇格できたのも数クラブでしかない。(もちろんはじめからJリーグ入りを目指さないクラブもある)

ただし、険しいとはいえトップリーグへの道があること自体は良いことだと思っている。
また個人レベルで言えば、J3を経験した選手が日本代表に選ばれることもあるし、地域リーグでプレーしていた選手がJ1までステップアップすることもある。

更に選手目線では、J3や地域クラブの存在があることで、どんな形でもサッカーを続けたい人の受け皿になってくれていると思うのだ。
こういったところにも、下位カテゴリーの意義があるとも言えるだろう。

興行面・財政面の課題は山積みだろうが、日本サッカーのピラミッドの中核を支える重要な位置づけだと思う。
クラブに関わる人々の情熱だけに頼らない構造を作り上げてほしい。
これは日本サッカー協会の仕事だろうが。

まとめ

今回は「サッカーおくのほそ道」を紹介してきた。
やはりサッカー本大賞受賞作だけあって、改めて読んでみても読み応えがあった。
宇都宮徹壱さんによる本書の前後本?とでもいうべき「股旅フットボール」「フットボール風土記」も併せて読んでみても良いだろう。
(私はこれから読みます。)

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